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ジェトロ発刊の中国ビジネスのリスクマネジメント戦略に旭東ダイカストの中国ビジネスが紹介されました。

2013-12

ジェトロ(日本貿易振興機構)が2013年12月に発刊した中国ビジネスのリスクマネジメント戦略に、旭東ダイカストの中国ビジネスが紹介されました。 以下、その要約です。

人脈がリスクヘッジ

山森会長は、日中技能者交流センターの理事を兼任しており、20年ほど前から中国で唯一の労働組合である全国総工会と連携して 研修生の受け入れ事業を開始しました。中国職工対外交流センターおよび人力資源・社会保障部と労働者の技能向上に尽力してきたことが評価され、 2012年に交流20周年を記念して中国職工対外交流センターから感謝状が贈られました。 また、新工場への投資では寧海県長はじめ招商局、開発区など局長クラスが当社視察に訪れ、開発区のあるべき姿を議論し、モデル工場建設とともに 寧海県の経済顧問を委嘱されました。こうした交流を通じた中国中央政府関係者との人脈のおかげで中国ビジネスは円滑に運営できており、 中央政府の力が非常に強い中国では人脈がリスクヘッジとなっています。

環境への配慮

公害を引き起こして操業停止を余儀なくされるメッキ加工工場も多く、企業も減りつつあります。 当社は2009年に寧波工場近くに巨額の設備投資を行い、先端技術を導入したメッキ工場を造りました。 中国環境局の検査(5段階評価)で最高評価を取得しています。

人件費と技能育成

人件費上昇は避けられない問題です。新興国はいずれ人件費上昇の問題に直面することになるでしょう。 ゆえに製造拠点の移転は問題解決になりません。 安い労働力でも経験がなく作業が非効率なら人件費削減になりません。 当社の場合は技術力を要する作業を伴うことから、人材育成に積極的に取り組んでいます。 良い人材にはそれに見合う報酬を支払い、定着率を高め技術を蓄積することが重要です。

外部リスク

円安・人民元高は当社にとっても大きな打撃で工場建設コストは2割増となりました。 また中国の法律では請求書が確認されてからでないと銀行口座の外貨を人民元に換えることができないため、 建設工事の遅延が送金した資金は円のまま銀行で眠った状態にあります。 その他、国有企業時代の古い規則による制約がいまだに残っていることがあります。 工場建設費用の契約時に20%の保証金が要求されたり、土地購入後の3年以内完工や細かな建築基準などのほか、 建設後3年以内に業績を出すことが求められるなど現実にそぐわないところがあるのも事実です。 理解・改善を求めて政府関係者に働きかけています。

中小企業の分散投資は非効率

中国は戦略的有望市場と位置付けており、中国からシフトすることは考えていません。 チャイナプラスワンのワンもやはり中国であり、中国への集中投資が最大の利益を生むと判断し、日本と中国を一体化した 経営戦略に基づき一貫生産体制による総コストの低減を目指していきます。

ジェトロ(日本貿易振興機構)発刊の中国ビジネスのリスクマネジメント戦略