日本で初めてコールドチャンバーのダイカストマシンが輸入されたのが1928年。それから4年後の1932年に東京都大田区で旭東ダイカスト工業所が設立されました。創業者の福永清は、巣のない製品づくりに取り組み、耐圧部品ダイカストで事業の礎を築きました。
二代目社長に就任した山森一男は、工場を新設して事業を急速に拡大しました。北海道苫小牧東部工業団地への投資が頓挫して経営危機に陥り、北海道から撤退。首都圏工場を統廃合するなど事業改革の断行でV字回復を果たし、中国進出で市場開拓を図りました。
中国の旗艦工場KSMPを立ち上げた山森勝利が帰国して社長に就任し、役員人事も新たに新体制がスタートしました。マグネシウムを用いた耐圧部品の量産化を目指すプロジェクトを産学官連携で推進するなど技術開発と品質/生産管理体制の向上に取り組んでいます。
あらゆる産業・業種のオートメーション化で利用されている空気圧制御機器部品向けダイカストが主力製品です。
適切な金型設計や工程管理のほか、X線装置、マイクロスコープ、分光分析装置など非破壊検査で品質維持に努めています。
湯流れ凝固解析で鋳造欠陥を予測し鋳造方案設計の最適化、試作/量産品の品質向上と工数削減を図っています。
協力会社とのコンソーシアムによる工程分業と管理体制で付加価値の高いものづくりと技術の高度化推進に取り組んでいます。
離型剤スプレーのカセット化など安定した品質と効率的な金型交換で、少量多品種生産にも対応しています。
アルミ合金材料は、集中溶解炉で管理しているほか、小ロットの亜鉛合金材料にも対応しています。
| 鋳造設備(全機真空装置付) | |
|---|---|
| ダイカストマシン|東洋機械|DS-350EX|全自動 | 1台 |
| ダイカストマシン|東洋機械|DS-350|全自動 | 1台 |
| ダイカストマシン|芝浦機械|DC-350R-H|全自動 | 1台 |
| ダイカストマシン|東洋機械|BD-250V4-T|全自動 | 1台 |
| ダイカストマシン|芝浦機械|DC135-J-MS|全自動 | 2台 |
| ダイカストマシン|芝浦機械|DC250-J-SC|全自動 | 2台 |
| ダイカストマシン|東洋機械|BD125V4-T|全自動 | 1台 |
| 集中溶解炉|メイチュー ニューホーメル炉 | 1台 |
| アルミ溶解保持炉|真岐興業/北陸テクノ | 10台 |
| 吸引式金型温度調節機|レイケン | 2台 |
| 真空装置|ダイエンジニアリング | 1台 |
| 減圧装置|真岐興業 | 8台 |
| 金型内計測装置|自社製(KVDC) | 1台 |
| 油圧プレス|三恵機械・他 | 6台 |
| 研掃機|日神金属(ドラム) | 1台 |
| 研掃機|ニッチュー(ハンガー) | 1台 |
| 搬送トリベ|自社製 | 2台 |
| Mg溶解保持炉|TOKAI | 1台 |
| 金型冷却ジェットクールシステム|アーレスティ | 1台 |
| 金型工作設備 | |
|---|---|
| ラジアルボール盤|大矢製作所 | 5台 |
| 普通旋盤|江黒・ワシノ | 1台 |
| 汎用フライス盤|牧野フライス | 2台 |
| バリ取りロボット|AL技研 | 4台 |
| バンドカットソー|アマダ | 1台 |
| 検査設備 | |
|---|---|
| 三次元座標測定機|ミツトヨ | 1台 |
| 3Dスキャナ型三次元測定機|キーエンス VL500 | 1台 |
| 3D形状測定機|キーエンス VR3200 | 1台 |
| 表面粗さ測定装置|ミツトヨ | 1台 |
| 実体顕微鏡|NIKON | 1台 |
| デジタルマイクロスコープ|キーエンス VHX5000 | 1台 |
| 分光分析機|島津製作所(亜鉛・アルミ・マグネ合金分析可能) | 1台 |
| 赤外線サーモビジョン|NEC/Avio | 1台 |
| 赤外線サーモビジョンシステム|アピステ | 1台 |
| X線CTスキャナー|アールエフ | 1台 |
| 耐圧試験装置(30MPa対応)|自社製 | 1台 |
| ソフトウェア | |
|---|---|
| 3D CAD|クボテック | 1台 |
| 鋳造流動凝固シミュレーション JSCAST|クオリカ | 1台 |
| 協力工場設備 | |
|---|---|
| 鋳造設備 | ダイカストマシン 80t~800t |
| ダイカストマシン(HOT)10~50t | |
| 加工設備 | NC旋盤 |
| マシニングセンター | |
| 表面処理 | 亜鉛メッキ(三価)、Niメッキ、Crメッキ他 |
| アルマイト・クロメート処理 | |
| 含浸処理 | 真空加圧装置含浸設備 |
| 塗装 | 塗装各種 |
広く学び、深く考え、たゆまず挑戦する持続的イノベーション企業として、2032年の創業100周年に向けた新たなる成長戦略は、技術革新とあらゆるコスト削減、日中分業による事業の拡大、それを支える人材の育成です。創意工夫と改善を怠ることなく 市場環境に応じた経営体質の確立を図ります。
| 会社名 | 旭東ダイカスト株式会社(KYOKUTO DIE-CASTING CO.,LTD.) |
| 所在地 | 〒258-0111 神奈川県足柄上郡山北町向原57番地 |
| TEL/FAX | TEL 0465-75-0625(代) FAX 0465-76-4508 |
| 創業 | 1932年 |
| 資本金 | 4,250万円 |
| 代表者 | 山森勝利 |
| 事業内容 | ダイカスト製品及び金型の製造販売 |
| 役員 | 代表取締役社長 | 山森勝利 |
| 取締役副社長 | 小野時人 | |
| 取締役専務 | 森 雅人 | |
| 監査役 | 中野美保 | |
| 名誉顧問 | 山森一男 | |
| 【海外】 | 総経理 | 野口道成 |
品質マネジメントシステム(QMS)
| 審査適用規格 | ISO9001:2015 |
| 認証番号 | ISAQ463 |
| 初回登録日 | 2010年4月19日 |
| 認証範囲 | ・空気圧・油圧機器及び精密機械用ダイカスト部品の製造 ・本社 |
| 認証機関 | ISA:国際システム審査株式会社 |
| 認定機関 | JAB:公益財団法人日本適合性認定協会 |
環境マネジメントシステム(EMS)
| 審査適用規格 | ISO14001:2015+Amd 1:2024 |
| 認証番号 | ISAE159 |
| 初回登録日 | 2011年4月18日 |
| 認証範囲 | ・空気圧・油圧機器及び精密機械用ダイカスト部品の製造 ・本社 |
| 認証機関 | ISA:国際システム審査株式会社 |
| 認定機関 | JAB:公益財団法人日本適合性認定協会 |
| 〒028-0776 岩手県遠野市上郷町板沢4地割1番1 遠野サプライヤーパーク内1C |
1932(昭和7年)
旭東ダイカスト工業所(東京都大田区糀谷町)設立
1946(昭和21年)
東京都大田区下丸子へ移転
1963(昭和38年)
山北工場(神奈川県足柄上郡)新設
1968(昭和43年)
旭東ダイカスト株式会社設立
1980(昭和55年)
山北工場1,500㎡増床して鋳造能力拡大、金型部門を併設
1984(昭和59年)
嵐山工場(埼玉県嵐山町)新設
1984(昭和59年)
真空ダイカスト鋳造(特許)開発、各工場に新装置を設置
1991(平成3年)
東京都融合化助成事業の設備対象として真空度測定装置(KVDC)を開発、実用化
2002(平成14年)
本社を山北工場へ移転し、東京と埼玉の工場を山北工場へ統合
2010(平成22年)
ISO9001:2008認証取得
2011(平成23年)
ISO14001:2004認証取得
2012(平成24年)
カーコンプレッサー向けマグネシウムダイカスト研究開発が経済産業省の戦略的基盤技術高度化支援事業に採択
2016(平成28年)
東海大学と産学連携フォーラムで湯流れの最適化に関する共同研究を開始
2020(令和2年)
経営指針の確立/成文化設立
2026(令和8年)
岩手県のSMC遠野サプライヤーパークに遠野工場を新設
●車でお越しの場合… 東名高速大井松田インターより約10分 ●電車でお越しの場合… 御殿場線 東山北駅下車、徒歩約8分
鋳造解析システムを使用し、今までの「経験と勘」を「数値化と可視化」にすべく、 高真空ダイカスト法に特化した鋳造流動・凝固シミュレーションを 開発しています。 蓄積された弊社の経験と勘の技術を数値化と可視化した技術として標準化し、 かつ過去に対策できなかった課題に対して、 多くのパラメータを最適化した計算により この技術を水平展開します。
ダイカスト流動・凝固シミュレーションを行うに際しては、多くのパラメータ、 物性値を設定しなければなりませんが、その多くは既知のデータから推測した数値を使用しており、 そのため、実際とは異なるシミュレーション結果が 出るケースが多々あります。 そのような問題に対処するため、弊社の本事業では金型内の溶湯挙動の実測を行うことにより、 そのパラメータに最適値を 設定できるようにしています。
金型内計測では、実際の射出の0.1秒の間に金型の中に入ってくる圧力・温度などを計測する、 かなり難易度が高い計測です。 さらに、本シミュレーションには真空吸引による溶湯の流れも可視化できるようにして、 耐圧性マグネシウム合金にも対応できる仕様としています。
私達は、個々の役割と責任を認識し、技術の向上と要求事項に適した品質マネジメントシステムの継続改善を図り、 顧客から信頼される製品を提供します。
当社は相互信頼の基に、人格の向上と技術革新を基盤とし、高品質の製品を顧客に提供することにより社会に貢献します。
当社は業務に従事する要員を「創造性を持った技術集団」にふさわしい人材を育てるため、社員各自の積極的な資格取得を 奨励した教育訓練を実施しています。
製品の品質向上を目指し、効率的な生産管理と生産技術能力の向上を重点に教育訓練を実施しています。
最新の電動式ダイカストマシンを導入し、従来機器比で70%の電力消費を低減しているほか、 作業やシステム設計を随時更新して省エネ設計に取り組んでいます。
旭東ダイカスト株式会社は、相互信頼の基に環境問題への対応を 最重要課題の一つと認識し人格の向上と技術革新を基盤とし、 高品質の製品を顧客に 提供する事により事業活動を通じて、 以下の行動指針に取り組みながら環境保全に貢献し、 地球環境を健全な状態で次世代に引き継ぐ活動を行います。
従業員及び工場で働く人の、全員参加による環境保全活動により、地域社会から信頼される企業を目指す。
環境に関する法規制、地域との協定、業界指針等の要求事項を順守はもとより、独自の自主管理により、環境汚染の未然防止に努める。
環境負荷の継続的な改善を図る為に、環境目的及び目標を設定し、定期的に内部監査の実施及び環境マネジメントシステムの見直し、改善に努める。
事故や災害のない操業は、従業員を守り、顧客への供給責任を果たすために 極めて重要であると認識しています。 防災訓練や計画的な社内研修、リスクアセスメント、職場環境の改善や健康促進のための 施策など、安全で快適な 職場環境の維持向上に努めるとともに労働災害防止を積極的に推進しています。
「労働安全は事業活動の原点である」という考えのもと、安全最優先で従業員の労働安全の確保に努め、 安全衛生関連の諸法令の遵守の徹底を継続していきます。
企業倫理と法令遵守、公正な事業活動、会社財産および情報資産の適切な管理、 社会への貢献活動を推進しています。
当社は、文部科学省が定める「研究活動における不正行為への対応等に関するガイドライン」 に基づき、 研究費の不正使用を防止し、運営・管理するための様々な取り組みを行っています。